村上春樹の最新作「石のまくらに」の感想や解釈は?あらすじも!

村上春樹さん37年ぶりの記者会見って久しぶりすぎ(笑)

こんにちは、フーゴです。

さっきニュースをみていたら作家の村上春樹さんが
母校である早稲田大学に資料を寄贈するみたいですね。

その理由が「資料がたまってきて、床がおかしくなるくらい
置ききれなくなってきたから」というのも彼らしくて面白かったです。

ちょうど昨日、村上春樹の最新作である短編小説「石のまくらに」を
読んだので今回はその小説に対する解釈や感想をまとめてみました。

後半にはネタバレも含んでいるので読む方は気をつけてくださいね。

村上春樹の最新作「石のまくらに」を無料で読む方法は?

この最新作である短編小説「石のまくらに」は
2018年6月7日発売の「文學界」で発表されました。

「三つの短い話」というシリーズで

  • 「石のまくらに」
  • 「クリーム」
  • 「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」

この3編が同時掲載されたんですね。

発売当初から気になっていて、
本屋で見つけたときに少し読んだんですが、
それからすっかり忘れてました(笑)

最近になって図書館で文芸雑誌をチェックしていたら、
たまたまあって「うわぁー!ラッキー!!」となった次第です。

ですので、もし読みたいという方は
図書館の予約システムで取り寄せて読むか、
近くの図書館の文芸雑誌コーナーをチェックしてみてください。

今だと発売から5ヶ月以上経っているので、
ちょうどいいタイミングかなーっと思います。
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文學界2018年7月号

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村上春樹の最新作「石のまくらに」のあらすじと位置づけは?

まずはこの作品「石のまくらに」の位置付けなんですが、
「騎士団長殺し」という長編小説が終わった後なので、
いつものサイクルの始まりでしょうね。

村上春樹さんは長編小説を一番重要なものと位置付けていて、
そのために短編や中編を探るように書いていきます。

その中で何かを掘り当てた短い小説やテーマが
他のいろんな要素をくわえて長編になったりするので、
そのためのスタート的な作品かなと思いました。

ここからは少しだけネタバレありなので気をつけてくださいね。

「石のまくらに」のストーリー(あらすじ)は、
主人公である僕がひとりの女性について語るというものです。

自分が大学二年生のとき、彼女は二十代半ばくらいで、
二人はふとした成り行きで一夜を共にします。

そのあと一度も顔を合わせていないんですが、
彼女は短歌をつくっている人で主人公である僕は、
その短歌のいくつかを忘れられずにいます

物語はそんな彼女との出会いや、
夜をともにしたなりゆきについて、
交わした会話のことなどをベースに進んでいきます。

村上春樹の最新作「石のまくらに」の感想や解釈は?

村上春樹さんは同時代の作家として注目している人のひとりに
ノーベル文学賞を受賞したカズオイシグロをあげています。

そのカズオイシグロのテーマのひとつが記憶についてですが、
今回の「石のまくらに」も記憶をテーマにしていますね。

主人公である僕は彼女について顔も覚えていないし、
名前もさだかじゃないくらい薄い印象しかありません。

だけど彼女のつくった短歌に関しては心惹かれています

いつまでもその短歌のいくつかを覚えているし、
そらんじられるほど心に残っているんですね。

この短編小説の途中にはそんな彼女のつくった歌が、
7つ挿入されるんですが、どれもユニークで妙に心に残ります。

その中の2つに使われていたのが、
「石のまくら」という言葉です。

これに近い言葉で枕石っていうのがあります。

「枕石」は河原や砂浜から持ち帰って、
死者の枕元に置く石のことをいいますけど、
僕は「石のまくら」でなぜかユングのことを連想しました。

村上春樹の最新作「石のまくらに」と「1Q84」のユングの石との関連性は?

村上春樹の代表作である「1Q84」ではタマルという登場人物が、
ユングのチューリッヒ湖畔に築いた建物について語るシーンがあります。

入り口には、ユング自身の手によって文字を刻まれた石が、
今でもはめ込まれているということだ。

「冷たくても、冷たくなくても、神はここにいる」

それがその石にユングが自ら刻んだ言葉だ。

このエピソードのことを「石のまくらに」を読んでいて、
なぜか思い出してしまいました。印象的ですしね。

この「石のまくらに」という短編小説は、
人の心の中には最終的に何が残るのか?」ということを
心の深い領域で理屈ではなく感じられる物語です。

そう、僕ら自身の首を、冬の月光が照らし出す
冷ややかな石のまくらに載せなくてはならないのだ

その石のまくらはとても冷ややかかもしれないけれど、
冷たくても冷たくなくても神はここにいる。

なんだかそう感じたのでした。
うまくいえないけど(笑)

ということで、今回は村上春樹さんの最新作「石のまくらに」について、
感想や解釈、ストーリーラインなどをご紹介してみました。

最後まで読んでくれて、ありがとう。

では、またー!

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