ハンバートハンバート「虎」の歌詞の意味は?山月記に又吉コラボも

ハンバートハンバート「虎」を聴いてまず思ったことは?

こんにちは、フーゴです。

仲のいい女友達に「最近、どんな曲聴いてるの?」と聴いたら、
おすすめされたのがハンバートハンバートの「虎」でした。

早速聴いてみたんですけど、歌詞がめっちゃネガティブ(笑)

人生のどん底かっていうくらい暗い描写がつづいていて、
うまくいかない日々の苦しさや自分の惨めさについて、
まっすぐに見つめている感じが印象的でした。

ただ人生って必ずしも上手くいく時だけじゃなくて、
山もあれば谷もありますけど、苦しいときに優しく寄り添って、
生きる力を少し分けてくれるような素敵な歌だと思いました。

そこで今回はハンバートハンバート「虎」の歌詞の意味や
山月記との関係、又吉さんとのコラボについて紹介してみます。

又吉直樹の友情出演が話題に!「虎」のPVは?

ハンバートハンバートの「虎」は2010年のリリース以来、
ファンから長いあいだ愛されてきた名曲です。

その「虎」が2018年7月25日にリリースされるアルバム、
「FOLK2」に新録音バージョンが収録されることになりました。

そこで公開されたのがこのPVです。

Humbert Humbert – Tora [Official Music Video]

以前からハンバートハンバートのファンだと公言している、
又吉直樹さんが友情出演して一緒にダンスしています。

「キレのないダンスかわいい」

「又吉いい味だしてんな」

ゆるいダンスがいい味をだしてますけど、
まとっている空気感がなんか似ていて面白いです。

ハンバートハンバート「虎」の歌詞の意味は?

イントロもすごくいいんですけど、
そこからの苦しい状況に衝撃を受けます。

何を見ても何をしても
僕の心凍えたまま
外は花が咲いていても
僕の庭は冬枯れたまま

どこにいても誰といても
僕の時計止まったまま
深い深い穴の底で
一人惨めにいじけている

何を見ても、何をしても、どこにいても、誰といても
一瞬も癒されることのない苦しみの中にいます。

それは誰とも共有できないし、
自分だけで向き合うことしかできない闇で
だからこそ1人惨めにいじけるしかないんですね。

「冬枯れ」に「心凍ったまま」
「深い深い穴の底」にいる。

では、なぜそんな苦境にいるのか?
その理由が次の歌詞で明かされます。

人の胸に届くような
そんな歌がつくれたら

人の胸に届くような歌をつくりたいけど、
つくることができないから苦しんでいるんです。

多くの歌はそこから「諦めないでがんばろう」
「少しずつでも進もう」「疲れたら休もうね」みたいな方向に
展開していきがちだったりしますがこの曲は違います。

だめだ、だめだ、今日はやめだ
メロディひとつできやしない
酒だ、酒だ、同じことさ
昼間からつぶれて眠る

諦めて、やけ酒をのんで、昼間からつぶれてしまいます(笑)
この展開になんだか妙に救われたりするんですよね。

ハンバートハンバート「虎」と山月記との関係は?

何を見ても何をしても
虚ろな目は死んだ魚
吐き出されたコトバたちが
部屋中溢れて腐っている

人の胸に残るような
そんな歌がつくれたら

負けた、負けた、今日も負けだ
光るコトバ見つからない
酒だ、酒だ、飲んでしまえ
虎にもなれずに溺れる

(出典:ハンバートハンバート)

2番も歌の構成としては同じですが、
最後にとても印象的な言葉がでてきます。

それが「光るコトバ見つからない」というフレーズと、
「虎にもなれずに溺れる」という言葉です。

最後の一行に曲のタイトル「虎」がでてきますが、
これは中島敦の名作「山月記」の虎とかさねあわせていますね。

山月記は李徴という若くして科挙試験に合格するくらい
優秀だった主人公が一介の官吏に満足できず詩人として
名声を得ようとして挫折する物語です。

どんなに頑張ってもうまくいかず最後には発狂して、
人食い虎となってしまいますが、ハンバートハンバートは
そんな虎にもなれずに溺れると歌っています。

山月記のファンとしてはこの展開はしびれました。
最後のこのフレーズで大きく突き抜けるものを感じたんですね。

ちなみにこの「虎」はハンバートハンバート7枚目のアルバムである
「さすらい記」に収録されています。

このアルバム名からも「山月記」との関係性がわかりますよね。

ハンバートハンバート「虎」に対するみんなの反応は?

この「虎」は聴けば聴くほどじわじわと好きになっていく歌で、
ハンバートハンバートの楽曲のなかでも人気があります。

やろうとした目標をクリアできなかったり、
怠惰な自分に対して絶望してしまいそうになったり、
うまくいかなくて心が折れそうな時にぐっと刺さる歌です。

「ハンバートハンバートの曲の中でも一二を争うくらい好きな曲です。
だってこんなに気負わなくていい、そーゆー日もあるよと思わせてくれる曲はなかなかないもの。そんな日の自分をなんか許せるんだよね。素敵な曲です」

こういった感想の声もありましたが、本当にうまくいかない時の
自分を許してあげられるような歌ってなかなかないんですよね。

他にもこういった素敵な感想がありました。

「悲しいまんまでいいんだなって思わせてくれる歌」

「なんと言えばいいのか分からないけれど悲しい心に そっと 寄り添ってくれているような感じで前から 本当に大好きな歌です」

「何やってもダメで、何しててもつまらなくて、寂しくて、充実感なんてないけど、ハンバートの歌聞くと浄化されるというか、そんな自分を受け止めてもらってる気がします」

「留学中で色々押しつぶされそうになってたけど、この曲を聴いて、頑張れるかはわからないけど前を向こうって思った」

 

すごく共感できます!本当に素敵な曲ですよね。

ということで、今回はハンバートハンバートの「虎」について
歌詞の意味や山月記との関係、みんなの反応などを紹介してみました。

では、またー!

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